夏の午後の約束-てるる...

六月の気紛れ、雲を裂く日ざし

夏の香りが舞う穏やかな散歩道

安らかな君の眼差し、少し躓きがちな僕

この空にはどんな姿に見えているだろうか

菖蒲の花に囲まれた僕の先を行く君

その鮮やかな後ろ姿は何かを知っていた

蝶々が舞うように小さな幸せが舞う

君は青い花となって優しく触れるよ

穏やかで、静かで、落ち着いた夏の午後

僕らの言葉は静かに太陽へと消えていく

儚むことをもう忘れて、僕たちは季節を歩こうよ

僕らが見上げた青い空はその道を示した気がした

僕らどこまで歩いてきただろう

ずっと昔の景色が見えるよ

君は今、何を思っているのだろうね

空が奇麗さ

引きつった笑顔の悲しさを君は知っていたことだろう

君のその、変わらぬ笑顔を、

僕はずっと遠くで見ていたのだろう

空を優しく笑っている

君はずっと戦っていた

その果てに答えを見つけたなら全て忘れて構わないよ

菖蒲の花に囲まれて手を繋いだ僕と君

言葉にできぬ約束を僕だけは知っていた

発売日:2007-01-17

歌手:てるる...

作詞:渡辺豪

作曲:渡辺豪