きみには言えない-片霧烈火

あなたに初めて少しだけ 秘密が出来た時みたいに

どこかぎこちない感じの 沈黙色が息苦しい

前より少し違う歩幅 僅かにずれがちなスピード

するり抜けて落ちるように 指先が離れてく

強がらないでなんて君が笑ったから

返してた裏腹な答え…だけれど

「本当は違う 言いたい事があるの」

声のカケラ気づくあなた 振り返るかえどわたしは

溢れるほどに こみ上げてきた思い

唇から吐息に溶け 消えていく、霞んでいく そっと

今でもはっきり覚えてる 鮮やかな空と雲の影

日々を素直に緩やかに 過ごしてたあの頃

難しいことなんてドコにもなかったから

ただ何も考えず傍にいられた

時が経つほど 開いていく距離感

恥ずかしさや怖さとかが 邪魔をして仕方ないよ

ちいさな笑顔見たかっただけなのに

気がついたら背中向けて 走っていた、転んでいた 何度も

どれだけ息を 切らせてみても 絶対

前になんて進めないと 判っている 判っているけど

追いかけてきてくれたあなたへ今日も

強がり顔浮かべていた でもいつか、あの日のように 素直に

歌手:片霧烈火

作詞:片霧烈火

作曲:ぺーじゅん