デッドエンドストリート-Mah

錆びたアーケードの空と一番街の淵

思考を止めて歩いた

首は断たれて動かすべき体の無いまま

指先へ信号を送り続けた

ガラスに映った顔が分からない

連れて行こうと引いていたはずの手もすり抜けて

曇ったままじゃ見失うはずだと分かっていたのに

二番街の尻尾まで 行く手を遮るものはない

ディスプレイの退屈が羨んではこちらを眺めてる

横道のモグラがつられて這い出した

メイン通りを闊歩してはじめてあげる声は

デッドエンドへ響いて罅を入れる

いつか終わりが来ても構わないけど今日は嫌だった

ガラスに映った君が分からない

この先しか行ける所が無いと言うなら

その日一日を生き永らえさせたあの歌を覚えているなら

何が君を泣かせないんだ

何が君を泣かせないんだ

何を

何を眺めて涙したんだ

何が誰に探されたいんだ

何が誰に探されたいんだ

何を

何を考えているんだ

今日という一日を生き永らえさせてくれたあの歌なら覚えている

発売日:2016-03-30

歌手:Mah

作詞:Mah

作曲:Mah