二十六夜の朧月-F-BLOOD

サヨナラはカタカナだった その後は文字が無く

二つ折り メモの残り香 曖昧な文

突然 遭った通り雨 細い路地 ふと流されて

雨宿りみたいな夜が 離れられない 糸を結んでいたよ

いつまでも覚えているのは ガラス窓 濡れた髪

二十六夜の朧月 見上げる背中

この街の嘘に疲れて 他愛ない優しさ求め

内ポケットに隠した笑顔 時折眺めた

何ひとつ欲しいものはなくて 触れてれば満たされていて

戸惑う紐を解くように 露わな素顔 包むように抱いた

いつからか哀しみの色も 優しさの色に変わる

星の消えた街角の空 流れる夜雲

微睡む白日夢の中に ぼんやり君が佇む

声をかけたら覚めそうで ただこのまま瞼閉じて眠ろう

いつからか哀しみの色も 優しさの色に変わる

星の消えた街角の空 流れる夜雲

いつまでも覚えているのは ガラス窓 濡れた髪

二十六夜の朧月 見上げる背中

発売日:2020-04-08

歌手:F-BLOOD

作詞:藤井尚之

作曲:藤井フミヤ