星空からのエレベーター-井上昌己

陽が暮れてゆく東京湾

海の色が冷めてく

展望台はまるで小さな雲

そして神様のまなざし

つらいさよならをした場所も

遠いビルの瞬き

言い訳だけを涙に用意して

気がつけば愛はからっぽ

いらないものばかり 抱きしめて

大人になってきたね

胸に手をあてて 胸に手をあてて

聞いてみたい わたしは誰?

答えを捜しに 心を捜しに

星空からのエレベーター

空港(エアポート)の灯りを背景(バック)に

カメラを持つ旅行者

この街 誰も 知らなかった頃の

それはもうひとりの私

綺麗なものばかり 身につけて

微笑みも疲れたね

嘘をつかないで 嘘をつかないで

聞いてみたい わたしは誰?

いつもあこがれに いつもときめきに

素直なままでふれていたい

胸に手をあてて 胸に手をあてて

聞いてみたい わたしは誰?

答えを捜しに 心を捜しに

星空からのエレベーター

忘れたいことも 思いだすことも

夢に似てる 一枚の絵

8時15分 それが最終の

星空からのエレベーター

発売日:1990-05-25

歌手:井上昌己

作詞:安部恭弘

作曲:松井五郎