旅人の唄-PENGUIN RESEARCH

まっさらの名前を与えられて 僕等は素足で旅に出た

途中 汚されたり汚したり そうやって命の形に気付いた

最初の日が暮れるその頃に 僕等が出逢うのは まず孤独

誰かにこの名を呼んでほしくて 明かりの灯る街を探した

君がいた 西の空にコバルトが滲む頃

瞬いた一番星は 今もよく覚えている

こんな綺麗な夜があるんだ こんな愛しい日があるんだ

君がいつか僕にくれたもの 星屑になったもの

こんな言葉ぐらいしか無いんだ ねえ 君に会えてよかった

交じり合ってそして離れゆくこの世界で

君に会えてよかった

鳥の群れが向こうからきて 頭上の遥かですれ違う

帰りの旅がもしあるのなら あの街にまた寄ると決めた

途方も無く長い時が 思い出をさらっても

光だけは掠め取れない 誰にだって奪えない

こんな綺麗な夜があるんだ こんな愛しい日があるんだ

心の奥の大事な場所 ここにしかない景色

こんな言葉ぐらいしか無いんだ ねえ 君に会えてよかった

出会いも別れも僕のもの

この旅路に名前をくれるもの

終着を 理由を 誇りを 証を

僕等はずっと 探し続ける

こんな綺麗な夜があるんだ こんな愛しい日があるんだ

君がいつか僕にくれたもの 今僕を照らすもの

こんな言葉ぐらいしか無いんだ ねえ 君に会えてよかった

交じり合ってそして離れゆくこの世界に また朝が来る

君に会えてよかった

発売日:2016-09-07

歌手:PENGUIN RESEARCH

作詞:堀江晶太

作曲:堀江晶太