まっしろ-SUPER BEAVER

真っ白なその靴は 僕の背中を伸ばして

不安を消す おまじないのように 自信を与えてくれた

大事な場面は当然で 雨の日も 泥道も

僕の行く道を共に 踏みしめて歩いてきた

いつしか汚れが気になって 踵を潰すようになって

少しづつ 知らぬ間に 特別は 特別じゃなくなって

街で偶然目に止まった お洒落で可愛いそれを

ついに手にとった僕は きっと浮かれていたんだ

主張しすぎることも無くて どんな僕にも合わせて

思い出が多過ぎるから 捨てることも出来なくて

場面も道も選んで 気を遣うお気に入りは

ただの流行りものだって 頭では気がついてるのに

寂しがっているかもな ああ これは何の話だ

靴擦れした踵さすって 休日に履いた白い靴

汚れは落ち切らずとも 何かが満たされる僕

街を行き交う人はみんな 何を思いながら今

それぞれの大切を 大切にしてるんだろう

慣れ親しむほどに決まって 安心感に甘えて

雑になる 初めはもっと 大切にしていたのに

満たされると欲しがって また満たされて思い出す

何が一番必要か ずっと気づいてたのに

主張しすぎることも無くて どんな僕にも合わせて

俯いた僕の背中を 叩いてくれたのは誰

流行りすたりでは無くて 一生ものの信頼

ごめん もっと大切に 大切にしなくちゃな

恥ずかしくなるよ ごめん ああ これは何の話だ

これからもよろしくね ああ これは何の話だ

発売日:2016-06-01

歌手:SUPER BEAVER

作詞:柳沢亮太

作曲:柳沢亮太