蜃気楼-GENERAL HEAD MOUNTAIN

赤い月 素足の太陽は溶けて

へどろの海 降り注いだ星の雨に

生い茂るまだ若い木々が揺れて

騙された鳥達が羽を捨てる

連なる純白の山頂を目指せば

神の悪戯か 青い蜃気楼を見た

気が付けば口付けをためらう様な

香りの中 少年の歌

指先から倒れ込む振りをして

ひとつ 溜息 言葉を飲み込めば

舌触りは風 痺れる五感に

満ち溢れる光と影

揺れていた 軋む音に耳を澄ませば

愛しき君の声がして

ばたつく足 僕をまた踊らせる

揺れたまま 生き長らえてしまった僕を

許してくれとは言えないから

両目を寄せて 君の事を考える

指先から倒れ込む振りをして

ふたつ 溜息 言葉を飲み込めど

舌触りは風 震える五感に

気が触れれば光と影

あと二秒で 僕は消える

発売日:2010-11-17

歌手:GENERAL HEAD MOUNTAIN

作詞:松尾昭彦

作曲:松尾昭彦