太陽が消えた街-桑田佳祐

可愛いウチの少女には

注射の跡がある

渇いた夏の午後にも

空を見上げてる

幸せ願うノートには

昨日の跡が無い

汚れた街の灯で

あや取りをしてる

誰よりオマセな“宵待ちの花”気取り

噂のネオンに照らされて

愛を知る

嗚呼太陽がまたひとつ

燃えて消えた夏の街

闇を飛ぶ蛾の群れに

歌いつがれ踊るボレロ

可愛いウチの少女には

恨みも罪も無い

お金で濡れたショーツには

夢がにじんでる

家族の絆は泡沫の花飾り

高速道路に捨てられた

猫がいる

嗚呼太陽がまたひとつ

燃えて消えた夏の街

真夜中のモナリザに

歌いつがれ踊るボレロ

嗚呼太陽がまたひとつ

燃えて消えた夏の街

坂道のど真ん中

狂い咲きの薔薇よ

嗚呼闇を飛ぶ蛾の群れに

歌いつがれ踊るボレロ

発売日:2001-06-25

歌手:桑田佳祐

作詞:桑田佳祐

作曲:桑田佳祐