夏のせい-RADWIMPS

夏のせいにして 僕らどこへ行こう

恋のせいにして どこまででも行こう

胸踊るものだけが 呼吸するこの季節に

取り残されて 置いていかれてみようよ

今日から季節が 次へまたいだと

空と匂いと君の顔で すぐわかった

二割増しの無茶とか ガラにない背伸びとか

春秋冬の三つで溜めた 助走をいざ

一つの呼吸のたび君は 綺麗になった

忙しない だらしない 今までない 二度とこない

果てしない夏の予感

夏のせいにして 僕らどこへ行こう

恋のせいにして どこまででも行こう

5倍速ですべてが 駆けてくこの季節に

例えばほら、永遠でも 見に行こう

僕らが跡形もない 3000年後も

何ひとつ変わらずに 夏は謳いだす

だけど今は僕らの順番だから

できる限りさ長引かせるよ 気長に待って

このひと夏の蓋がとれるほど 詰め込むよ

昼と夜 視線と恍惚と 臆病と覚悟を ごちゃまぜたプールで

君のせいにして 僕は愛を歌う

恋のせいにして 僕は愛を誓う

いくつもの夢たちが 今夜破れても

君と僕なら 勝てないわけない気がした

「夏の氷と魔法は 溶けるのが早いんだよ」と

少し涼しくなった夜みたいな横顔で 君は言うんだよ

夏のせいにして 僕らどこへ行こう

恋のせいにして どこまででも行こう

不確かと不自由だけ 抱えた僕らのこと

輝かすのが 得意な季節

夏のせいにして 僕らどこへ行こう

恋のせいにして どこまででも行こう

異端者も 科学者も 夢想家も 解けたことない

命題を今僕たちの手で

胸踊るものだけが 呼吸するこの季節に

いついつまでも 取り残されていようよ

発売日:2020-09-02

歌手:RADWIMPS

作詞:野田洋次郎

作曲:野田洋次郎