見上げれば雲か-NSP

愛することは 他に多くの

犠牲や偽りが 必要なんだ

月日の川に 愛は削られ

二人に 残された 痩せた涙さ

それぞれ人は 淋しくなると

手頃な恋に その身を任せ

愛することと 憎みあうことが

隣り合わせと 気付いてしまう

空を見上げて

見上げれば雲か

見上げれば星か

見上げれば風か

見上げれば空か

恋の終わりに 一つの指輪

二人の記念は たったそれだけ

これからずっと 指輪を貯めて

破れた恋の数だけするワといった

君は女さ やさしいだけじゃない

悲しくなると 涙を武器に

ためらいだけの あの頃の僕を

意気地がないと あきらめていた

それぞれ人は その足元に

自分の影を 引きずり続け

立ち止まる時 思い出すのは

愛しい人の 笑顔じゃないか

空を 見上げて

見上げれば 雲か

見上げれば 星か

見上げれば 風か

見上げれば 空か

発売日:2002-10-09

歌手:NSP

作詞:天野滋

作曲:天野滋