窓辺の猫-谷村新司

HEART OF SORROW 窓辺の猫は

冬の雨を見ていた 見ていた

HEART OF SORROW ガラスの外は

春にはまだ遠い冬の街

遠くきらめく船の灯りは 旅することない氷川丸

港の霧に抱かれる様に 静かに濡れているだけ

窓の外は雨 暖い部屋の中で

外を見ている猫がいる

幸福だろうか

不幸でなければ 夢など見なくても

生きてゆけるものだろうか

HEART OF SORROW 窓辺の猫は

冬の雨を見ていた 見ていた

HEART OF SORROW 灰色の瞳の奥に

沈んだ冬の街

甘い香りのワインに抱かれに

一人で来てみたスカンディア

恋人達のはずむ言葉に

あの日を思い出すだけ

窓の外は雨

暖い部屋の中で外を見ている猫がいる

幸福だろうか

不幸でなければ 夢など見なくても

生きてゆけるものだろうか

HEART OF SORROW 窓辺の猫は

冬の雨を見ながら 見ながら

HEART OF SORROW ガラスに写る

灰色の瞳に泣いていた

発売日:2005-01-07

歌手:谷村新司

作詞:谷村新司

作曲:谷村新司