ゼリーの恋人-吉澤嘉代子

いつだったか貴方に初めてふれた日

身体中が熱くてとけちゃうかとおもった

いつからか二人はぬるま湯のなかで

輪郭さえ忘れてひとつになってしまった

ハートの半分が悲鳴をあげている

はがれゆく片われを今そっと手放そう

かたまりきらないゼリーの

淡いみづうみを何度も巡った二人

私はくちびる尖らせて好きよと言ったんだ

記憶の色が透きとおってゆく

いつまでも貴方のそばにいるために

かたちのない未来を信じようとしていた

優しいキスだけであふれた涙だって

魔法がとけてゆくよう今はもう幻みたい

かたまりきらないゼリーの恋人たちは

変わらぬふりをしたけれど

どんなに甘い夢の後も物語は続いて

今日という日が来てしまうよね

かたまりきらないゼリーの

淡いみづうみを何度も巡った二人

私はくちびる尖らせて

だけども肝心の愛してるが言えなかったよ

記憶の色が透きとおってゆく

発売日:2021-03-17

歌手:吉澤嘉代子

作詞:吉澤嘉代子

作曲:吉澤嘉代子