十六夜の月-中西圭三

遠く聞こえてくる 祭り囃子の音は

また新しい季節 告げているようです

幾つの風景に あなたを重ね合わせて

優しさの記憶 刻み込んだでしょう

何処までと 風にきいたゆく先は

今もなお 歩いている 同じ道まだ見ぬ場所へ

満ちて 満ちて 満たされ過ぎて

なぜか 心に影を落とす

揺れて 揺れて ただ切なくて

ためらう私は 十六夜の月

まばゆくきらめいた 夢見る頃過ぎて

優しさのかたち 今はわかるのです

あの日から ひとつひとつ大切で

叶うなら この夢よ覚めないで ずっと

満ちて 満ちて 満たされ過ぎて

なぜか 心に影を落とす

揺れて 揺れて ただ切なくて

戸惑う私は 十六夜の月

満ちて 満ちて 満たされ過ぎて

なぜか 心に影を落とす

揺れて 揺れて ただ切なくて

ためらう私は 十六夜の月

いつか いつか あなたの光りで

心 全てが照らされて

ずっと ずっと ただうれしくて

輝く私は 十六夜の月

影など忘れた 十六夜の月

歌手:中西圭三

作詞:中西圭三

作曲:中西圭三