夕陽に赤い頬-杏里

この写真は自転車に乗れた日

膝を擦りむいてる あなた笑うよ

こんな小さな手をしてたのね

私つかまえたのに

あなたの過去も懐かしいのは

好きだからよ

れんげの花で髪飾りを作った

原っぱに陽が沈むときまで

生まれたこの街へ帰ろうよ

ふるさとに会いに

目頭ツンと熱くなる

遠い想い出たち

昔 親から聞かされたみたいな

私たちもそんな話したいね

今ではビルが建ち並んでる

草の匂いも消えて

せまい空でもたまにはとんぼ飛んでくるよ

ずっと愛されてた

落ち込むと忘れてる気持ち

ふたりの胸で微笑んで

夕陽に赤い頬

明日からふたりを迎えるいろんなことが

しあわせへいつか連れてってくれるように

林の中の秘密の隠れ家には

あの秋の木の実が埋まってる

ずっと愛している

過ぎ去った時間も未来も

抱きしめたなら泣きそうな

夕陽に赤い頬

発売日:1993-08-25

歌手:杏里

作詞:吉元由美

作曲:ANRI