悲しみのトリスターナ-河合その子

窓に集めた夜明けが

ブルーのインクみたいさ

君はソファーに

凭れて

淋しそうな人魚

トリスターナ

その長い髪をほどかないで

トリスターナ

僕の好きだった

あの日 出逢った君でいて

2人過ごした時は

何も気がつかなくて

少し離れた後で

愛がわかった

青春のフォトグラフはいつだって

不器用すぎて 傷だらけだよ

僕達のこわれかけたこのハートを

君の笑顔でそっと直して

もう一度

雨にずぶ濡れの君を

夜中の駅で見つけた

何も言わずに 2人は

強く抱き合ったね

トリスターナ

その指のリング外さないで

トリスターナ

君らしくないよ

ふいに ごめんなさいなんて

誰が悪いわけでも

ないと わかっていても

僕は なくした後で

愛を責めてた

思い出のフォトグラフを伸ばしても

届かない距離 埋められないの?

僕達の通り過ぎた あの頃には

戻れないのと 君はつぶやく

その瞳

青春のフォトグラフはいつだって

不器用すぎて 傷だらけだよ

僕達のこわれかけたこのハートを

君の笑顔でそっと直して

トリスターナ

発売日:2002-11-20

歌手:河合その子

作詞:秋元康

作曲:後藤次利