遠い約束-黒沢薫

いくつか雨が 通り過ぎ 君と逢う

はじめて聞く言葉が 僕は何故 懐かしいの

形ないもの 人は求めたがるから

不安に愛を染めて それに皆 縛られる

別々の街から 別々の道へと

歩きだした二人が 同じ夢 今は見る

遠い昔交わした 約束のように 君はここにいる

今を刻みたい この右手は離さない

迷ったなら 思い出せばいい

僕を このぬくもりを

言葉はいつも 想いには足りないから

抱きしめる強さだけ 恋人は欲しがるね

何気ない1日 それが運命になる

そして人生の意味 今 君に授かったよ

遠い彼方まで行く 約束の羽が 僕ら乗せていく

(遙かな空)

切ない胸と 愛しい胸 かさねたい

心が言う 心が言うのさ

(そっと)(強く)

めぐり逢えたと

空に連なる 雲の影 風の形

見上げる君の その髪

吸い込まれ とけていく

遠い声の導き 約束のように 僕はここへ来た

透明な過去の 名前もない あの駅で

僕は君と 出会っていたことを

(君は)(僕と)

想い出したよ

遠い昔交わした 約束のように 君はここにいる

(遙かな道)

今を刻みたい この右手は離さない

迷ったなら 想い出せばいいさ

(すぐに)(僕を)

このぬくもりを

夜が明けて 陽ざしが生まれてく

新しい 空へ

発売日:2005-10-19

歌手:黒沢薫

作詞:相田毅

作曲:黒沢薫・妹尾武