虹の彼方へ-亜波根綾乃

うすれゆく夜を 雲が追いかける 心揺れたまま

深い眠りから 時が目をさまし

白(しら)み始めた空が 私に手まねきした

むなしい記憶は 涙でとけるから

明日を見つめたい

鏡のように 光を集めても

この胸の 勇気こぼれる

疲れ果てた 森をぬけて

朝陽を 抱きしめたい

哀しみの風は 傷跡かわかし

過去を優しく映す 瞳が今甦る

さまよう思い出は ため息の鍵かけて

星に飛ばしたい

飾らない目に 輝き集めても

この胸の 温もり消えた

色褪せてた 夢は捨てて

あざやかな 虹の彼方へ

眩しい世界に 翼を広げたなら

すべて飛び越えよう

鏡のように 光を集めても

この胸の 勇気こぼれるけど

色褪せてた 夢は捨てて

あざやかな 虹の彼方へ

歌手:亜波根綾乃

作詞:小山薫堂・佐藤竹善

作曲:佐藤竹善