なぜだか、俺は祈ってゐた。-エレファントカシマシ

子供の頃俺は、毎日精一杯生きて、いつの日か誰かの為に

格好よく死にたいと、そればかり思って、 涙流してゐた。

涙を流してた。

季節は過ぎて、いつしか俺はそんなこと忘れてゐた。

さよなら、愛しき日々よ。

さよなら、愛しき今日よ。

素直に今を生きられりゃあ、どんなに、どんなにいいだらう。

素直に生きてゆけりゃあ。

遠くビルの向かうに、光る星に願ひをかけよう。

俺は祈った。忘れてしまった 遠い遠い月日に。

俺は祈った。めぐり合ひし人々に、感謝したのさ。

なぜだか、そんなそんな気分だった。

さよなら、愛しき今日よ。

さよなら、愛しき日々よ。

素直に今を生きられりゃあ、どんなに、どんなにいいだらう。

素直に生きてゆけりゃあ。

丘の上にのぼって見下ろす町の景色。

なぜだか俺は祈ってゐた。

今この瞬間を。

発売日:2006-03-29

歌手:エレファントカシマシ

作詞:宮本浩次

作曲:宮本浩次