乾きへなぞらせて 軋む 闇夜の劣情 熱まで閉じ込めた 理性、麻酔に冒され この世界が消えて また何も無くなっても 確かなものは 君の甘美な声 闇から羽撃け この胸の痛みよ 枯れた声は届かず 只、耳に残るは 君の色 錆び付く鉄の味 何度噛み締めただろう ゆらめく天井が 不意に 光を呑み込む この世界が消えて また何も無くなっても 同じ形のピースを探すだろう 刹那よ 祈りよ この胸を癒して 枯れた声は届かず 飲み干した媚薬は朱の色 闇から羽撃け この胸の痛みよ 枯れた声は届かず 只、耳に残るは… 薄汚れたルージュで線引く 黒と白の世界で重ねた 朱の色 発売日:2013-04-17 歌手:Alice Nine 作詞:SHOU 作曲:SAGA
陰と陽とが激しく閲ぐ 夜の挟間に迷い出る 魑魅魍魎も頸を垂れる 諍いの焔が燃える 呪詛を架けたる式を操る 白と黒とが睨み合う 言霊は呑み込まれたままに 退くか退かぬか 火花を散らして 刃を交す 天と地とが震える程に 鍔競りの響きを発てる 神も鬼も眼を背ければ 現世は闇に散りけり 朱の色の羂索で絡めた 妖しの者を従えて 戻り橋へと歩みを速めほくそ笑む弐陣の疾風よ 天と地とが震える程に 鍔競りの響きを発てる 神も鬼も眼を背ければ 現世は闇に散りけり あさましきは背後の闇よ 薄嗤い浮かべた暗よ 操られし木偶の傀儡は 孰れとも判らざりけり 発売日:2004-03-03 歌手:Kagrra, 作詞:一志 作曲:Kagrra,
大体三日間でひと月の疲れを癒してる 叶わぬ恋と銘打ったこの果敢なき物語 安定の裏側に見え隠れするように暮らしてる 情熱と嘘に似せた古びた扉が嫌い 甲斐性なしと言われる程に未練は無いとしても 金輪際味わえない様な夢に溺れたわ 一切合切の記憶を消してとは言わないけど それでもチクリ痛むの その刺激がまたツライ 融通の効かない愛が世界を救うなら 「最愛なるもんは何?」なんて問いに意味など無い 「愛」だ「恋」だと嘆くは孤独の雛罌粟 心は泪色 燃えて散りゆく運命と知らずに 気付けば生まれ始める明日を見て笑う 「後悔なんてない…」ってワケもないって解ってる 混沌の海に捨てた煮え切らない言葉 自嘲癖と偽っても手にしたかったその夢は ぞんざいなウソとともにあっさりと砕け散った 夕映えの空にいっそ想いを流したら 案外簡単にフワリおぼろ月が浮かぶ 交わる術を無くしたあたしは雛罌粟 そぞろな朱の色 あえて過ぎ行く季節と言えずに気付けば溢れ始める ふた筋の泪 融通の効かない愛が世界を救うなら 「最愛なるもんは何?」なんて問いに意味など無い 「愛」だ「恋」だと嘆くは孤独の雛罌粟 心は泪色 燃えて散り行く運命と気付いたあたしは光り始める月へまだ祈る… 発売日:2007-03-07 歌手:いきものがかり 作詞:山下穂尊 作曲:山下穂尊
心の弓を 引くだけ引いて 番(つが)えた矢です 受け止めて ささったままで 重なるように 落ちてゆくの に迷いはないの 触れるのも 燃えるのも 尽きるのも 賭けた命の儚(はかな)さも 思いを込(こ)めた矛先(ほこさき)は 的を外せば地獄でも あなたとなら楽園に 咲きたい花は 咲かせる男に 身をゆだねれば それでいい 褥(しとね)にそっと 落とした雫(しずく) うれし涙よ 忘れないでね 朧(おぼろ)げに ゆれる月(つき) 風が舞う 息を合わせて 見る夢も 思いを込めた 弦(つる)の音も 共に覚悟の 道ならば あなたとなら 楽園に この胸を 切り裂いて 見てほしい 朱の色よりも赤い血が あなただけだと 叫んでいる 果ててゆくのが 地獄でも あなたとなら 楽園に 発売日:2016-04-27 歌手:小松みどり 作詞:美樹克彦 作曲:美樹克彦
夜明けの色は― 何処かで出逢って 幾度も忘れゆく 言葉や祈りに変えては 譜に乗せ全てを飲みほしてく 遥かな紺碧 交わる朱の色 姿を隠した私のもとにも移ろいでた 上手く生きれたら 一筋に行けたら 暁の麗らかさも知らないままに 群の中でも 孤独にまみれても 夜明けの色はただ美しく 雨に濡れても 負けてしまいそうでも 息を潜めて待っている 夜空に燃えゆる 触れても届かない いつしか貴方は私の一部になっていたの 上手く笑えたら 素直に言えたなら 暁の麗らかさも知らないままに 苦しい時も 理不尽だとしても 夜明けの色はただ美しく 後悔しても 逃げてしまいそうでも 息を潜めて待っている 上手く生きれたら 一筋に行けたら 暁の麗らかさも知らないままに 群の中でも 孤独にまみれても 夜明けの色はただ美しく 雨に濡れても 負けてしまいそうでも 息を潜めてその瞬間を 苦しい時も 理不尽だとしても 夜明けの色はただ美しく 後悔しても 逃げてしまいそうでも 息を潜めてその瞬間を 器用には生きれないけど 歩いてく もがきならがら 昨日より今日は強くなれる きっと そうずっと 西の夜に 雲の隙間縫いながら その光は 満ちてゆく 何の隔てもなく全て そう 僕の全てを包んで 夜明けの色は―共鳴の暁― 発売日:2019-01-23 歌手:SYU(from GALNERYUS) 作詞:SYU 作曲:HARUKA
未知の体験 眼差しは真剣 声にならないほどの風景 愛おしのカルチャー 全部ここにあるわ 本を読んで知って 映画観てキスをしたくなった 純真無垢な表情に 鮮やかな朱の色が差した 真昼の海岸 突き抜ける太陽 匂いもわかる 憧れの風景 外国のスラング 吹き替えはナンセンス 本を読んで知って 映画観てキスをしたくなった 純真無垢な表情に 鮮やかな朱の色が差した 俳優さん 女優さん 本を読んで知って 映画観てキスをしたくなった 純真無垢な表情に 鮮やかな朱の色が差した いつ思い出しても 脳裏を貫く感動を 与えてくれたあの人は カリフォルニア在住のハリウッド俳優さん 発売日:2019-04-05 歌手:FUNLETTERS 作詞:New K 作曲:New K
君が死んだって聞いて 旅に出た 手紙の最後に記された 遠い国へと 頼りない地図を握りしめ 鈍い歩を進める 懐かしい歌を 歌いながら 極寒の荒野の 孤独のように 亡骸の側に 咲いた花のように 惨たらしいものに 行き逢うほど 世界は無情に 美しく出来ていた 染まっていく空の 朱の色を写して 滲んだ僕らの 黄昏る命が 途方もないような 産声を紡いで 今日も歌っている 悲しみの歌を アヴァターラの音に 涙が零れたら 誰も満たせない世界が 今日も終わっていく 言葉になんてならない 想いを口遊む 君の元に 届くように 波風 雲の峰 揺れる水芭蕉 寂寞の風景を 辿った旅の中で 君は確かに 見つけたんだろう 生きていく理由を 情熱の在り処を きっと誰もが 己が身を窶して 残酷な世界に 意味を見出すんだろう 消さないようにと 謳い継いだ歌が 今日も響いている 血の色と共に 西経 三十六度五分で 空を灼いた太陽が 誰も届かない彼方に 沈んでいく シャングリラの夢を見る 僕の目に 緋の色を 焼き付けるように やがて誰もが 屍を遺して 消えていく世界を 僕は愛せないけど 途方も無いほど 灯る星を憂いて 今日も歌うのさ 君の好きな歌を 僕の声で アヴァターラの音に 涙が零れたら 誰も満たせない世界が 今日も終わっていく 言葉になんてならない 想いを口遊む 君の元に 届くように 君の知る 僕のままで 君が死んだって聞いて 旅に出た 手紙の最後に記された 遠い国へと 辿り着いて やっと気がついたよ この旅は 続いていくんだと 発売日:2022-02-16 歌手:じん 作詞:じん 作曲:じん