That Summer-土岐麻子

95年の曲 ラジオから流れて

なにかムズムズと ひとり 身悶えてる

sweet and sour, I remember

まるでねじれたままの

it's a playback of that summer

A面のテープ

静まる 街の喧騒

あなたに似た人を見かけた途端に

昔見た

八月の海 波の音が

やけにリアルに打ち寄せたから

プルタブを押し上げたら

溢れ出した想いは泡

二人の服 濡らしてった

戸惑ったあの日

見つめ合った時間の砂

あんなにもあっけなくて

あんなにも僕ら生きてた

あなたの名はサマー

僕はきみのこと あの日忘れたんだ

逃げ込んだのは カセットのB面さ

I remember every summer

たとえ裏返しても

it's a playback memories flowers

ねじれたままなのに

真夜中 ブラウン管

涙落とす 横顔を照らすたび

昼下がりの 階段教室

はしゃぐ笑顔 見つけるたびに

愛おしかった

プルタブを押し上げたら

溢れ出した想いは泡

二人の服 濡らしてった

戸惑ったあの日

飲み干した 空き缶を つぶすように

空っぽになった心 ギュッと握った

悲しみを 知ることに なったって

思い切りぶつかったら 良かったんだ

青空に弧を描き 投げ捨てた

なにもはじまらぬまま 恋は終わった

プルタブを押し上げたら

溢れ出した想いは泡

二人の服 濡らしてった

戸惑ったあの日

見つめ合った時間のまま

逃げなかったら僕たちは

どんな日々を愛したかな

do you remember that summer?

発売日:2019-10-02

歌手:土岐麻子

作詞:トオミヨウ

作曲:土岐麻子