歩道橋を渡ったら この手離さなきゃいけなくての歌が含まれ

夢を見ていた 奇跡が起こっていた-藤川翔一

小さい頃は学校に行くのも苦手で

母さんに手を引かれて 学校の近くまで

歩道橋を渡ったら この手離さなきゃいけなくて

最後の一段を降りるのが怖かった

いつでも笑って

「行っておいで。」って

背中を押してくれた母さん

今となっては、あの日が全部

夢を見ていたようで

奇跡が起こっていたようで

時の流れはめっちゃ残酷やね

白髪も増えて体も小さくなった母さん

これからも元気でいてくれよ

いつでも笑っていてくれよ

「ちゃんとご飯は食べとんの?」

「元気にしてますか?」

「周りの人たちにちゃんと感謝せなあかんよ。」

「疲れた時はいつでも帰っておいでね。

あんたの好きなもの作って待ってるから。」

母の日には

「何にも出来やんくてごめん。」ってメールをしたら

「あんたが元気でおってくれたらそれでええんやよ。」って返信に

泣いた。

あと30年 40年すれば離ればなれ

どんなに運が良くたって どんなに健康であってもさ

夢を見ていたんだ

奇跡が起こっていたんだ

そう思える日がいつか来てしまうんやね

今更やけど

いつもありがとう母さん

いつもごめんな母さん

もう自分を汚したりはしないよ

悔しくて負けそうで逃げたくて傷付けられても

僕はこのナマエとカラダで生きてく

いつでも笑って見せてやるよ

発売日:2013-07-20

歌手:藤川翔一

作詞:藤川翔一

作曲:藤川翔一