生かされてるだけの君の魂との歌が含まれ

アゲハ-Tourbillon

欲望堕きれた幕の外

ねぇ何故一つだけ残されたの

抜殻になったこの星積もる

死に灰 止まぬ 終わりなき 孤独な時

生きとし生ける者去った後

薄紫のアゲハは舞う

朽ちかけの塔 建ち並ぶ丘を

何処に 向う あても無い 捻れた時空

薄れ行く思考の彼方で 君は羽を休めやしない

何を光に変えているの

枯れ果てそれでも突き刺さった 喜び悲しみ温もり

それは人の世の無情な詩

何故君は泣いているの 誰もいないモノクロの時

そう君が伝えたい想いに

色づく物はもう見あたらない

終焉は永遠の調べに 君を招く

焼き尽くされたこの大地に

あの憎しみの光は宿った

志高く紛争重ね

雪を 降らせ 全て埋め尽くし

孤独な舞は続いて行く

生かされてるだけの君の魂と

膨れ上がる太陽が飲み干す

それは 決して 遠くない

未来の水

薄れ行く痛みの彼方で

君は羽を休めやしない

急ぐ理由さえないけれど

枯て果て潰えたこの星は

赤い哀しみの色して

それは人の世が 打ち込んだ 錆びた剣

何故君は見届けてる その場所には救いさえ無くて

そう君が欲しがっている物は

決して明かされない儚き旅の意味

決して訪れない安息の日

目を閉じれば歓喜の声降る

草木が風そよく或日の

花びら舞う静かな丘が

地平の彼方に浮ぶ様で

甦る様で かき消せる様で

余裕なんかじゃない 強がりでもない

生かされてる訳さえ見えない

何故君は諦めないの 誰も住まぬモノクロの時

そう君が目指してる未来は…

存在さえも確認まま成らない

美しき終焉は永遠に 君と共に

発売日:2006-08-02

歌手:Tourbillon

作詞:RYUICHI

作曲:H.Hayama